アクアポニックス 家庭菜園

自作アクアポニックスで苺栽培

メダカ飼育、水耕栽培をきっかけに、アクアポニックスという最新農法に出会うことができました。

アクアポニックスとは、魚と植物を同じシステムで育てる新しい農業。

魚のふんをバクテリアが植物の栄養素に分解し、植物はそれを養分として成長。植物が天然の浄化装置の役目を果たし、綺麗になった水が再び魚の水槽へと戻るという循環型の農法。水を捨てない、換えない、そして農薬と化学肥料も必要としないというエコな農業です。

こんな手間いらずな野菜栽培に興味を惹かれ、自作アクアポニックスを制作することにしました。

自作アクアポニックス

エコ農業ということでなるべくあるものを利用してアクアポニックス制作に挑戦。

本格的なアクアポニックスはサイフォン方式を採用したり、循環の途中でフィルターを通したりしているが、ここでは魚エリアから水耕エリア、そして魚エリアへとただ水が循環する簡単なやり方で制作。水耕エリアの水の高さはハイドロボールの3分2になるように調整。

使用したもの

  • 水槽
  • メダカ容器(ブラック)
  • 塩ビパイプ:サイズ13 ストレート1m・90度x3・メダカ容器取付用のソケットオスメス
  • 水中ポンプ:吐出量1500ml 15W
  • ハイドロボール:任意で+ゼオライト(根腐れ防止用)
  • 大き目の鉢底ネット
  • 網戸補修シール
  • 苺苗
  • 枯れかけた観葉植物

などを使用して制作。※電動ドリル・塩ビパイプ用のこぎり・ニッパー・インシュロック・コーキング材などの工具も必要。

新たに購入したものは水中ポンプと塩ビパイプのソケットのみ。※あとからタナゴ・モロコを購入してます。

制作過程

制作時期:11月

設置場所:日当たりの良い屋内

① 魚を飼育する水槽(以下魚エリア)を棚の下段にメダカ容器を野菜を育てるスペース用(以下水耕エリア)として上段に設置。

② 魚エリアに水中ポンプを設置して、塩ビパイプをつなげて水耕エリアにもっていく。

③ 水耕エリアの底面に電動ドリルで穴をあけ、ソケットオスメスを利用して塩ビパイプを取り付け、水槽までもっていく。※ソケットを取り付けた場所に水がもれないようコーキング剤を塗る。

魚エリア→水耕エリア→魚エリアと水が巡回するか確認。

④水槽からの塩ビパイプ先端にハイドロボールが入り込まないよう網戸補修シールをつけてインシュロックで固定。

⑤ 水槽へ流れる塩ビパイプの周りをハイドロボールが入り込まないよう鉢底ネットで覆いインシュロックで固定。

⑥ ハイドロボール入れ(任意:ハイドロボールの下に根腐れ防止のためゼオライト入れる)、植物を植える。

⑦ 魚エリアに魚を入れる。

⑧ 水中ポンプの電源を入れて完成!!

 

 6か月経過して

11月にはじめて約6か月が経過しました。水替えもせず魚も元気にしております。サイフォン方式を採用していませんが、植物も一応に成長してくれてます。ここまでで今後に活かす改善点をあげてみました。これからあたたかくなり苺がしっかり実をつけるのか、観葉植物はさらに成長、復活するのか楽しみです。

  • 魚は最初メダカを飼育していましたが、メダカ屋さんが遊びに来た時に水流が強すぎるとアドバイスをいただいたので、水中ポンプを替える分けにもいかず、タナゴ、モロコに変更しました。

水中ポンプの容量が大きすぎ

  • 苺の苗はぐんぐんと成長していましたが、2月頃うどん粉病に見舞われました。屋内ということで雨にあたることがないので菌などが流れない。

定期的にスプレーで水をやる

  • 元気のなかった観葉植物ドラセナとヘデラを植えました。ドラセナは回復の兆しが見えませんが、ヘデラは3月に入りたくさんの新しい葉が出てきてすくすく成長しています。

魚の飼育水だけでは植物の栄養を完全に補えない。アクアポニックスで不足がちな鉄・カリウム・カルシウムを補う

 

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