寒くなってきた12月中旬、種まきのタイミングが合う野菜がなかったので、種が余っていたほうれん草の栽培に挑戦することにしました。
秋のほうれん草栽培はこちらから
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冬野菜の代表格であるほうれん草。寒い季節に育てることで甘みが増し、栄養価も高くなるため、自家栽培にぴったりです。この記事では、冬のほうれん草栽培の基本からコツまでをご紹介します。
1. 冬にほうれん草を育てるメリット
• 甘みが増す
冷え込むことで、ほうれん草は糖分を増やして寒さに耐えようとします。そのため、冬に育てたほうれん草は甘くて柔らかいのが特徴です。
• 病害虫の被害が少ない
冬場は病害虫が少なく、農薬をあまり使わなくても元気に育ちます。
• 収穫期間が長い
成長スピードが遅いため、少しずつ長期間収穫を楽しむことができます。
2. 冬のほうれん草栽培に必要な準備
土壌づくり
ほうれん草はアルカリ性を好むため、pH6.5〜7.5が理想です。酸性の土壌の場合、植え付けの1〜2週間前に苦土石灰をまいてよく耕しましょう。また、栄養豊富な土を作るために、堆肥や化成肥料を混ぜ込んでおきます。
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種の選び方
冬用の「寒締め品種」を選ぶと、低温でもしっかり育ちます。種袋に「冬まき対応」「耐寒性」などの記載があるものを選びましょう。
今回はダイソーの「作りやすい交配 強健ほうれん草」の種を使用しました。2年前に購入して余っていたものです。
栽培場所
日当たりが良く、水はけの良い場所を選んでください。寒冷地では霜よけ対策が必要です。
今回はプランターを使ったベランダでの栽培をしていきます。床に置くと日当たりが悪いので室外機の上や棚を使ってかさあげして日が当たるようにします。
3. ほうれん草の育て方
種まき
• タイミング
10月下旬から11月上旬が目安。地域の気候に合わせて調整してください。
東海地方で比較的温暖なエリアですが、今回は冬に育てる野菜がなかったので挑戦ということで12月中旬にタネを蒔きました。
• 方法
筋蒔きがおすすめです。幅15cm間隔で溝を作り、1〜2cm間隔で種をまきます。その後、1cm程度の土をかぶせて手で軽く押さえます。
今回は秋のほうれん草栽培の経験を活かして、筋蒔きではなく指で1cmぐらいジグザグに穴をあけ種を3、4粒入れ土をかぶせて鎮圧しました。
間引き
種をまいてから7〜10日で発芽します。本葉が2〜3枚になった頃に間引きを始め、株間を3〜5cm程度にします。間引いた苗も食べられますので、捨てずにサラダやおひたしに活用しましょう。
水やり
冬場は土が乾燥しやすいですが、水を与えすぎると根腐れの原因になります。土の表面が乾いてきたら、朝のうちにたっぷり水を与えましょう。
追肥
発芽後2〜3週間経った頃、株が大きくなり始めたら追肥を行います。化成肥料や液体肥料を使用し、土の表面に軽く混ぜてください。
4. 冬の寒さ対策
比較的温暖なエリアなので冬の寒さ対策は行いませんが、参考まで
• 防寒シートやマルチング
特に寒冷地では、寒冷紗や不織布を使って霜よけをしましょう。また、マルチング(藁や黒いビニールシートを敷く)を行うことで、地温を保ち、雑草も防げます。
• 雪対策
雪が降る地域では、雪の重みで葉が傷まないよう、収穫時期を少し早めるか、防寒資材を活用しましょう。
5. 収穫のタイミングと方法
ほうれん草は草丈が15〜20cmになったら収穫の適期です。根ごと引き抜くか、外側の葉から順番に摘み取る方法があります。寒さで葉が傷んでしまう前に、少し早めに収穫するのがおすすめです。
秋のほうれん草栽培では根ごと引き抜いたため一瞬で終了したため、今回は外側から収穫していく予定です。
6. 美味しいほうれん草を食卓へ!
収穫したほうれん草は新鮮なうちに食べるのが一番!湯がいておひたしにしたり、スープや鍋の具材にしたり、栄養たっぷりの冬野菜を思う存分楽しみましょう。
寒い冬に手間をかけて育てたほうれん草は、家庭菜園の楽しみをさらに深めてくれるはずです。この冬、ぜひ甘くて美味しいほうれん草を育ててみてください!
7. 栽培日記
12月中旬 種まき
12月下旬 発芽
約3週間で発芽。12月の種まきではほうれん草の栽培は難しいかとあきらめていたら、次々と発芽してきました。
1月中旬
1ヶ月がたち、成長速度は遅いものの着実に成長しているようです。ようやく発芽してきたものもありプランターが賑やかになってきました。
発芽してからは、土の表面がかわいたら水をやることと、1週間に1回ハイポネックス原液(クリックするとamazonの購入ページに移行します。)を1000分の1にうすめて与えています。